『アイアン・ジャイアント』の感想回を各Podcastプラットフォーム上で公開しました。
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話し過ぎちゃったねぇ
はい、ギリィです。
そう、話し過ぎました。通常、紹介回と感想回は1回ずつで対になっているのですが、今回、この鉄巨人回は感想が2本立てとなっています。紹介回と合わせれば3部作になってしまいました。これは自分たちも全く予想していなかったことです。
盛り上がったというか、この作品を伝えたい気持ちが強くなりすぎて尺が伸びたっていうのが正しいかなあ。
まずねぇ、作品の作りがとても丁寧で、それでいてテーマが非常に重かった。
いやね、ぼかぁ『NieR:Automata』みたいなのが大好きなんですよ!(ダイレクトマーケティング)
キャラの造形とか2Bとかもよかったんですが、購入の決定打は「命もないのに殺しあう」っていうキャッチフレーズ。
この『NieR:Automata』というゲームはアンドロイドっていう人型の機械たちが自我の目覚めを感じつつもそれを自己否定し機械として人類のために戦い、壊れていく……みたいな話なんですけど、作中では繰り返し、「人間とそれを完璧に模した機械の自分たちの間にどのような違いがあるのか」「命とは」「魂とは」といった問いかけが行われていくんです。『攻殻機動隊』なんかでも類似するテーマが取り扱われてて、ギリィはそういうのが大好物なんですねぇ。
冷たい機械が、人の心のぬくもりを持つ。
不滅の機械が、有限な命を知る。
このアイアンジャイアントという映画は、まさにそういうテーマが盛り込まれた映画でした。
更にヤバいのはこのテーマだけじゃなくて「出自にとらわれず夢を見て、頑張ってみる。行動する」というテーマも描き切っていること。この現代社会、『親ガチャ』って言葉にとらわれてしまいそうな時、この映画がスーッと患部に届いていいんじゃないだろうか。
これ以外にもまだまだ語るべきところが沢山あって、それはぜひ放送を聞いてもらえればなぁと思います。(この後に15行くらい語るべきところを書いてましたが止まらなくなったので消しました)
ほんでこんな完成度が高い映画なら、もっと知名度があっていいはずじゃないですか。
でも実際そうはなっていない。なぜ?
その謎を解明するため、我々は鬱蒼と茂る映像特典の奥……制作ドキュメンタリーへと歩みを進めたのです。何かしらの答えがそこにあるのではないかと信じて。
答えはありました。
というか答え以上のものがありました。監督の出自、ディズニーとの因縁、クリエイターと資本主義のかみ合いの悪さ、どのような制作体制だったのか、そして公開初日に何が起きてしまったのか。
『ペッツ・アウトロー』ばりの引き込まれる展開で、示されていく鉄の巨人の骨子。
制作陣の願いを知った自分たちは、これも伝えねばならぬよなあ……と録音の中で言葉はなくとも共鳴。録音時間のカウンターはすでに50分(放送回のデッドライン)を回っていましたが、どちらが止めることもなく話は制作現場編へと移っていきました。
そういうわけで前編と後編に分かれています。異色の放送回なのはそういうわけです。
言い訳終わり! おやすみ!
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