はい、ギリィです。
高熱冷めやらぬギリィですが、「さめやらぬ」と打ったら予測変換で「サメ殺らぬ」が突然出てきました。
前日まで熱冷ましにサメ映画を見ていたのを慮ってのサジェストなのかな?
持ち主のことをよく理解した大変お利口なスマートフォンだなぁ。持ち主が類人猿じゃなかったらもっと賢くなる未来もあっただろうに。憐れ。
で、未来ですね。
今回観た映画は『ターミネーター4』。若干未来を舞台に残り少ない人類とその人類を滅ぼそうとするAIマシン軍団が物理的に火花を散らす感じの映画でした。
凡作かそれ以下という評価をよく見る今作ですが、いやいやそんなことないよと。食べられるとこいっぱいあるよ、栄養もあるよ、ちゃんと噛むといい味するよ、みたいなことをPodcastで話しました。
ターミネーターと聞くと思い出すこと
で、まぁ放送ではあまりにも私的すぎて話さなかったんですけど、ターミネーターを見るといつもある人のことを思い出すんですよね。
皆さん山内先生って知っていますか?
自分が小3のときの担任の先生なんですけど。
そのときたしか、自分テストでしょうもないミスをした結果100点を取り逃して(その時までは何回か連続して取ってた)、悔しさのあまりこの世の終わりみたいな泣き方をしていたんですよ。
周りの友達も最初は慰めてくれてたんですけど、自分があまりにも立ち直らないので、1人また1人と下校してくんですね。で、最後に残ったのが山内先生。
そろそろ言うことなくなってきたな〜って多分思いながらも付き添ってくれていたんだと思います。でもさすがに限界が来たのか突然「100点取らんくても誰も困らん! 未来にな↑ん↓の影響もない! だからロボットもきとらんやろ!? さあ、もう帰りゃあ!! 大した事ない!」とランドセルを力強く、バシッと叩かれ強制下校となりました。
言いたいことは概ね理解できたんですけど、山内先生の理論の裏付けに当たるであろうロボの部分が全く意味がわからず、新たな悩みの種を抱えて悶々としながら夕暮れの道を歩きました。寄り道をいっぱいしたので、家に帰る頃にはズボンの裾にひっつき虫がいっぱいついていました。
中2でたどり着いた山内先生の真意
そして、中学2年生の時。SFガチ勢の中川くんから『ターミネーター1、2』の DVD を貸してもらい、そこで初めて山内先生の言葉の意味を掴み、そして同時にある真理に到達したわけです。
「今起こしたことが本当にやばいことなら、それを何とかするために未来からターミネーターが送られてくるはず。でも今目の前にターミネーターはいないわけだからこれはセーフ理論」
この真理に到達してからは、ずいぶん失敗について寛容になれたと思いますね。
勉強が大嫌いになってセンター試験(過去の遺物)に行かなかったけれど、ターミネーターが来ていないということは、人類の未来にはそんなに影響がないということでこれはセーフ。
佐島君の一平ちゃんをいたずらで辛くした結果結構怒られたけど、ターミネーターが来ていないということは、地球の未来にはそんなに影響がないということでこれはセーフ。
年度末に不注意で職場の壁に穴を開けたけれど、ターミネーターが来て俺の不注意を教えてくれなかったということは、そんなにみんなの未来に影響はないということで、これもセーフ。
ほら、最強でしょう。
自分を責めているそこのあなた。今、目の前にターミネーターはいますか? いないなら全然OKです。
さっさと家に帰って大切な人やペットと戯れたり、美味しいものを食べたり、月光を浴びながら全裸で踊ったりしてストレス発散しましょう!
追伸
一昨年、実家に帰った時にこの話を両親の前でしたとき、彼らの意見としては
「山内先生が言いたかったのはどう考えてもドラえもんのことなんじゃないか」
とのことでした。